年齢を理由にしてしまう
腰痛の相談で、自分から「歳のせいだから」と言われる方がいます。
私から見たら、まだまだ「行動」できるようにみえます。
他人から見た感じと本人の状態が違うのはわかります。
それでも、最初から「自分はもう歳だから」と諦めるのは、まだ早いでしょう。
若い人達も、高齢者が自分でできることまで、手伝って欲しいとは思っていないことを理解してあげてください。
ついつい、手を差し伸べたくなるのはわかります。
親切で、助けたくて、手を差し伸べているのですから。
でも、それは「年寄りは年寄りらしく」しなさい、と相手にいっているような気がします。
年齢とともに衰える「腎」を補う
中医学では年齢とともに「腎」が衰えると考えられています。
そのため、腰痛になりやすいことに。
中医学の腰痛対策は、主に補腎(腎の強化)と活血(血行改善)が主な治療法となり、それに各人の症状を考慮して治療します。
タイプ別に主な症状と対処方があります。
腎陰虚腰痛
疲れると腰椎の痛みが強くなる、のどが乾きやすい、手足がほてる、ほほが赤い、舌の赤色が強く、舌苔が少ない。こういったタイプの人の腰痛は、六味丸系統の補腎薬をメインに、活血化瘀(血行改善)薬を補助的に用いて対処します。
腎陽虚腰痛
腰椎の痛みとともに、手足の冷え、寒さに弱い、倦怠無力感、小水は透明で量が多い、顔色に赤みがない、舌の色は赤味が薄くはれっぽい。
こういったタイプの人の腰痛は、体を温める作用のある補腎薬と活血化瘀薬を併用します。
寒湿腰痛
腰痛のときに冷感がある、寒くなると症状がひどくなる、温めると痛みがやわらぐ、湿気の多い日が苦手、舌の表面に白い苔がべっとりつく。
こういったタイプの人の腰痛は、関節や経絡の間にある風邪と寒邪を除去する漢方薬と活血・補腎薬を使います。
湿熱腰痛
腰の痛みは暑くなるとひどくなり、痛みの部分に熱感がある、炎天・雨天時に症状が重くなる、尿は黄色、舌に黄色の苔がべっとりつく。
こういったタイプの人の腰痛は、清熱利湿(熱を湿邪をとる)薬と活血化瘀薬を併用します。
瘀血腰痛
夜になると痛みがひどくなる、朝起きて少し運動すると痛みがなくなる、舌の色は暗紫色。
こういったタイプの人の腰痛は、活血化瘀薬と補腎薬で対処します。
長距離運転での腰痛
私はドライブが趣味です。
ついつい長距離を運転してしまいます。
そのため、腰痛にも悩まされてきました。
もちろん、長距離の運転で、同じ姿勢というのが原因ですが、他にも原因はあったんです。
それは、体重。
体重が重いため、椅子に長時間座っているため、腰へ集中的に体重がかかり、痛みになっていたんです。
体重が重いと、腰、以外にも負担が。
それは座って居るシーと。
とにかく、凹んでしまい、形が崩れ、姿勢がどんどん悪くなることに。
場合によっては腰痛改善にはダイエットも効果があるんです。