ガンを防ぐ知恵
中医学ではガンを特別な病気とは考えていないんです。
つまりガンも中医学の基本原則に基づいて対応することになります。
一般的には、特別な病気と思われがちですが、現代の医療では、特別な病気という意識は小さくなっているように感じています。
理由は、患者数。
2019年の死亡原因、1位:悪性新生物、つまりガンなんです。
つまり、日本では、もっとも患者数が多いと思われる病気なんですね。
患者数が多いということは、一般的な病気になってきているということになります。
早期予防の重要性
早期ガンには、ビタミン(特にAやE)、ミネラル、それに中医学的な見地からいえば、抗ガン効果が期待できる正気(病気に対する抵抗力)を高める中成薬などは、免疫機能を高めるとともに、からだ全体の新陳代謝を促進することで、ある程度ガンを抑えることができると考えられます。
補気(体のエネルギーを補う)作用のある中成薬のなかには、ガン細胞の突然変異を抑えると期待されているものがあります。
例えば、霊芝、人参、黄耆などです。
残念ながら、発見されるガンのうち早期ガンは5〜10%程度にすぎず、大半は中期・末期ガンというのが現状です。これでは治療効果が思うように上がらないわけで、早期発見・早期治療に努める以外ありません。