「医食同源」は日本語だった(中国へ逆輸入)

漢方では「食事は体の衰えを補うもの」なんです

中国漢方(中医学)では、日常の食事によって体や心の衰えを補い、健康を維持することを「食養生」といい、日々、若く生きていくための方法と考えています。

食材=漢方

食べ物はそれぞれ、体や心への作用や異なる性質を持っています。
つまり食材を選ぶコトによって、加齢による心身の衰えに対して効果を発揮します。
体や季節に合わせた食材は、病気ではないがどことなく体調がすぐれない状態(漢方的には「未病」)のうちに、食べ物の力で体を正常な状態に戻し、本格的な病気への進行を防ぐこともできるんです。

この食養生には、特別な食材は必要ありません。
ふだん口にしている身近な食べ物を利用して無理なくすぐに始められますから、毎日の食事に活用しやすいのが特徴です。

日本発祥の「医食同源」

日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方。
「医食同源」って実は、日本で作られた造語なんです。
それが発想の元になった中国へ逆輸入されたんです。
1972年、NHKの料理番組『きょうの料理』の特集「40歳からの食事」が最初とされています。
元になったのは中国に古くからある「薬食同源」です。
「医食同源」以外と新しい言葉だったんです。

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