多嚢胞性卵巣症候群への漢方専門店でのインスリン対応 ②

多嚢胞性卵巣症候群の病因と治療法

多嚢胞性卵巣からどのようにして多嚢胞性卵巣症候群になるのかについて詳細はまだ不明ですが、基本的な病因は卵巣内の高アンドロゲン血症です。
排卵は視床下部から分泌されるゴナドトロピン放出ホルモンが脳下垂体を刺激し、これにより脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモン(LH 、FSH)が卵巣を刺激することで起こるので、視床下部、脳下垂体、卵巣のどれか一つでも不調になると正常に排卵されないというデリケートな仕組みになっています。
多嚢胞性卵巣症候群では脳下垂体から分泌されるLH(黄体化ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)のバランスが崩れてLHが過剰になることで卵巣内が高アンドロゲンとなります。
すると卵巣内での主席卵胞の成熟が抑制され、莢膜細胞と顆粒膜細胞の早期黄体化が促進されて多嚢胞性となり、月経周期が障害されます。

また、多嚢胞性卵巣症候群は体重増加との関連が挙げられています。
多嚢胞性卵巣は血糖値を下げるインスリンというホルモンに感受性が強く、インスリン抵抗性があると男性ホルモンが増加します。
男性ホルモンは卵胞の発育を抑制し、卵巣の外側の膜を厚くするので排卵が妨げられます。
男性ホルモンによる症状として、にきびや多毛が出現することがあります。

妊娠を希望される場合、排卵誘発剤のクロミフェンを内服して排卵を試みます。
クロミフェンが効かなければゴナドトロピン療法を行いますが、卵巣にたくさん卵胞があるため、排卵誘発剤で全ての卵胞が育って排卵しようとすると卵巣過剰刺激症候群の危険があります。
また、たくさん排卵することにより多胎のリスクもありますので、重症の排卵障害の場合は卵巣表面に多数の穴をあけることで排卵しやすくする腹腔鏡下卵巣多孔術や体外受精となります。
血液検査でインスリン抵抗性がある場合は、糖尿病薬のメトホルミンが使用されます。
インスリンが効きにくいと食後の血糖値が下がりにくくなるため、多嚢胞性卵巣症候群以外に高脂血症や肥満など生活習慣病のリスクも高くなります。
妊娠を希望されない場合はホルモン療法を行います。

次回の多嚢胞性卵巣症候群への漢方専門店 ③へ続きます。

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