漢方薬のファーストチョイスは葛根湯ではない:カゼの症状がでたらこれを使ってみて

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意外と古すぎる葛根湯

根湯は、風邪薬として有名です。
現在ではドラッグストアでも売られていて、漢方薬としても最も知られています。
歴史はとても古く、紀元200年頃、中国の張仲景によって著された医書『傷寒論(しょうかんろん)』や『金匱要略(きんきようりゃく)』の中で紹介されいます。
風邪の初期症状や肩こりなどを和らげるものとして紹介されていたんです。

内容は、クズの根(葛根)が主成分。
昔から民間療法として風邪を引いた時、クズ湯やショウガ湯などを飲んで体を温めたように、クズの他にショウガの根(生姜)、シナモン(肉桂・桂皮)、ナツメ(大棗)、マオウ (麻黄)、シャクヤク (芍薬)、カンゾウ (甘草)、といった植物が調合されていて、全身を温めると同時に、血行をよくし、発汗を促します。
また分泌機能や代謝機能を高め、老廃物を取り除いてくれるんです。

つまり、今のカゼとは少し違っているんです。

葛根湯は農村型で、現在の都市型のカゼには使いにくいんです。

流感に使えるし副作用もすくない漢方薬

気候が目まぐるしく変わる春と秋。
寒暖の差が激しすぎて体調を崩やすくなっています。
そのため、免疫力などが低下して流感(インフルエンザ)や各種の感染症にもかかりやすくなります。
風邪に対しては、一般的には解熱剤や細菌感染を予防したり、おさえるため、抗生物質を併用します。

ただし、抗生物質は細菌による炎症や熱に対しては有効ですが、流感のようなウイルス性のものには効果がありません。
専門の薬に頼ることになります。

漢方薬の場合も似ていて、解熱作用と抗菌作用を併せもち、抗生物質とよく似た作用をもつ生薬類が存在しています。
たとえば板藍根、金銀花、連翹など、いわゆる清熱解毒薬といわれる生薬には、抗菌作用のほか、抗ウイルス作用があると報告されています。
さらに、これらの生薬には細菌やウイルスが放出した毒素を中和し免疫力を高める作用もあるとのこと。
そのため抗生物質のような副作用が少ないのも特徴です。

中国では板藍根(アブラヤ科・タイセイの根)のエキス剤がよく知られており、流感だけでなく、扁桃腺炎、流行性耳下腺炎(オタフクカゼ)、帯状疱疹、ウイルス性肝炎などにも幅広く応用されていて、2020年には輸出に制限があったともいわれていて、日本でもネットで高騰してしまいました。

漢方は生薬の組み合わせが重要です。
清熱解毒の作用をさらに高めるには、板藍根と同じような解熱・消炎作用をもった、金銀花や連翹などが配合された漢方薬がオススメです。

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