漢方の人参と野菜の人参は違います

西洋人参と野菜のニンジンは別物

漢方相談で人参についてお話ししたら、どうやら野菜のニンジンと間違われました。
まったく別物なんです。
漢方の人参でも誰にでもお勧めできるのが西洋人参
もちろん、野菜の人参と全然違います。
西洋人参は朝鮮人参と同じウコギ科の植物の根で北アメリカが原産地であることから西洋人参と呼ばれています。

以前は高価で量も少ないことから、中国でも昔はよほどのお金持ちしか飲むことができませんでした。
ところが近年、中国で栽培されるようになって以来、香港、広東、上海を中心に人気が広がり、中国全土でブームになりつつあります。
漢方薬局や食品店には専門のコーナーまであるようです。
年末にもなると、日本の相場で五万〜十万円に相当するような高額なものが、贈答品として置かれているようです。

朝鮮人と西洋人参の違い

朝鮮人参は、温性が強いため、服用後にのぼせやほてり感の出るやすいんです。
その点、西洋人参は性質が涼性であるため、のぼせることがすくなく、体力の低下したお年寄りや、病後・術後の回復期には、穏やかに気を補い、体を潤す作用がある西洋人参のほうが適しています。
さらに、口渇や体力の消耗が顕著な糖尿病の人や、心・肺機能の弱い人、抗がん剤・放射線治症の副作用で体が衰弱して、免疫機能が低下した人に用いられています(中国では)。
漢方だからといって、体力が消耗している時には、いきなり強い補気剤を用いても体が受けつけないこともあります。
このような時には、西洋人参のように作用が穏やかなものを服用して、徐々に体力を取り戻していくのがベスト。
四季を通じて、老若男女、誰にも服用できる理想的な健康食品ではないでしょうか。

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