漢方と不妊 無排卵の場合 (後編)

基礎体温が整ったら漢方妊活スタート

症例:不妊の原因:無排卵、多発性子宮筋腫

今回の症例では漢方薬をのみ始めてから約2カ月で排卵が回復しました。
個人差がありますが、大きな問題がなければ経験的に2ヶ月〜3ヶ月ほどで、自力で月経周期を感じます。
少し早めでしたが5カ月後には基礎体温が整ってきました。

ここから妊活のための漢方をスタートします。
当帰が主体の漢方薬は継続し、低温期には補腎剤を加え、高温期には継続中の補腎剤の量を増やす、という方法に少し変更しました。
ストレスが強いときには、気のめぐりをよくする逍遙顆粒をつかい、体と心のサポートをします。
また、月経痛や経血のかたまりなど、「瘀血」の症状が強くなってきたため、活血薬を増やし、血をめぐらせる力がさらに強くします。
なお、「活血剤」は、流産を引き起こす可能性がわずかながらあるとされています。
妊娠中には用いないほうがよいと思います。
次の月経予定日前であればほとんど問題はないですが、わずかなリスクも避けるために、高温期の後半1週間は、活血剤の服用は休むことがあります。

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