30代から更年期の準備 イライラ編

更年期にイライラするタイプ

「気」のめぐりを整える生活で、ストレスを解消

ふだん、ストレスフルな生活を送っている人に多いのが、この「イライラタイプ」。
漢方で考える「肝」という臓器の働きにあります。
肝は、肝臓や自律神経のコントロールをしていて、体内のエネルギーである「気」のめぐりを調整しながら、精神を安定させています。
ところが、ストレスの影響で肝の機能が失調してしまうと、気のめぐりが悪くなって、自分で感情がコントロールできなくなり、すぐにイライラしたり、興奮したり、怒りっぽくなります。
最近、理由もなく怒っていませんか?
それは、もしかしたら、肝のせいかいも。
なお、肝にはホルモンや月経を調整する働きもあります。
閉経を迎える更年期にはどうしても気のめぐりが悪くなる理由が肝の働きでもあります。
初期の更年期のうちから「イライラタイプ」に気づいたら、放っておかないこと。
のままにしておくと、ますます怒りっぽくなるだけです。
そんなの、いやですよね。
さらに顔のほてりや発汗、激しい頭痛、耳鳴り、めまいなどの「不定愁訴」なども増えていきます。
漢方的な健康法で気のめぐりを整えておくことで、若さを保つことができるんです。

更年期をコントロール

自分のための時間が少ない方が多いのがこのタイプでもあります。
リラックスタイムや自分の時間を増やすコトが大切。
多くの女性ががんばりすぎています。
困難なことや仕事も、しなければ、という思いで自分から気づかないストレスをまねいてしまうことが多いのもこのタイプ。
まずは毎日の予定にゆとりを持つことが大切。
自分の時間や食事や睡眠にもできるだけ時間を確保してみてください。
仕事や家事も「焦らず、欲張らず」。
また、月に2〜3回は、おいしいものを思う存分食べたり、欲しかったものを買うなど、自分を甘やかしてストレス解消する日があってもいいはず。
散財には気をつけてくださいね😅

香りでイライラを緩和

香りも漢方なんです。
イライラした気持ちに最も効果的なのは、食べ物の香り。
不思議なコトに滞っている気をめぐらせる作用があるんです。
しそ、セロリ、春菊、クレソン、にら、などの野菜。
バジル、パセリ、香菜などのハーブ類。
フェンネル、アニス、クミン、カルダモンといった辛くないスパイス類などが効果的。
ハーブティもオススメ。
菊花茶やローズティー、ジャスミンティーなど、リラックス作用があるんです。

お風呂もオススメ。
頭を休ませ、気持ちをリラックスさせる作用があります。
ぬるめのお湯に、陳皮(みかんの皮)や菊花、ジャスミン、ローズ、ラベンダー、カモミールなど香りのよいハーブを入れるとなお効果的。
イライラして頭に熱がこもったときには、腰湯や足湯がおすすめ。
下半身を温めることで、体の上部にこもった熱が下がり、全身の気のめぐりがよくなります。

膻中(だんちゅう)

ツボのマッサージも日々の生活習慣に取り入れてください。
仰向けになって、左右の乳首を結んだ線のちょうど真ん中にある「膻中(だんちゅう)」と、足の甲の親指を第二指の骨の間にある「太衝(たいしょう)」は、イライラを落ち着かせる即効ツボです。

辛味は避ける

刺激は、イライラを強くします。
特に唐辛子や山椒、辛子などの辛いものを食べすぎると、興奮、怒りがパワーアップ。
辛味は食べない。

落ち着くまで新しいコトをはじめない

それまでバリバリと仕事をしてきた人も、初期の更年期から更年期までは、ゆとりある生活が必要なんです。
女性として。
新しいコトをはじめるのは、この時期は避けたほうが無難。

ナゼなら、このタイプは、責任感が強いため、家族や仕事の問題を自分から背負い込むことが多くなり、自分を犠牲にしてしまうからです。
やむを得ない事情がない限り、親との同居なども更年期が過ぎるまでは待ってみてください。
無理をすると、自分も、相手も、幸せにはなれない場合も。

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