血液ドロドロ タイプAの場合

A.心臓が血を押し出す力の「気」が不足
「元気不足」でドロドロタイプ

症状・・・疲れやすく、胃腸が弱い
□疲れがたまったり、食べすぎて胃が重いときに肩がこりやすい
□朝より夕方のほうが肩こりがひどくなりがち
□生理痛はあるが、横になっていると楽になる
□月経血の色は薄めで、茶色っぽく、かたまりが交じる
□舌の色は薄い紫で、縁辺に歯の跡がついている

特徴など
体の活動エネルギーである「気」が不足していると、元気がない、疲れやすい、風邪をひきやすい、といった症状が表れるばかりでなく、血液を押し出す心臓のポンプ機能も低下して、血のめぐりが悪くなる原因に。
多忙でいつも時間に追われている人、スタミナがなく疲れやすい人、食べたものを消化・吸収して「気」をつくり出す胃腸が弱っている人などに多いタイプです。
疲れているときや、食べすぎて胃腸に負担がかかっているときに、肩こりや疲労感などの症状が強くなるのが大きな特徴です。

アドバイス
活動エネルギーの「気」を増やし、押し出す「力」をアップ

スタミナがなく、少し動いただけでも体力を消耗してしますのがこのタイプの特徴。充分に睡眠をとったあとは比較的元気ですが、夕方にはまた疲れを感じて、血のめぐりも悪くなり、肩こりや頭痛などの症状が表れやすくなります。
いつも疲れた顔をしているので、実際の年齢より老けて見られることも。
このタイプに必要なのは、体の活動エネルギーである「気」を増やしながら、血のめぐりをよくしていくこと。
まずは、生活を少しでも見直して過労を防ぎながら、「気」をつくり出す胃腸の調子を整えていくことが大切です。

食事・お茶
朝食はしっかりとり、冷たいもの・生ものは控えめに

「気」が不足しているこのタイプは、朝食を抜くと、夕方までスタミナがもたなくなってしまいます。
朝食は一日の活動源と考えて、できるだけ抜かないようにしましょう。
ただし、食べすぎは逆効果。お粥など、温かくて消化がよいものを適量とることを心がけて。
なお、朝はおなかがすかないという人は、夕食の量を減らしたり、時間を早めたりしましょう。
また、胃腸の消化・吸収力を低下させる冷たいもの、生もの、油っこいものは、とりすぎないように気をつけながら、栄養のバランスのよい食生活を心がけます。

おすすめ食材は雑穀
数ある血液サラサラ食品のなかでも、このタイプにいちばん向いているのが、胃腸の働きを高めながら、血のめぐりをよくするひえ、きび、あわ、麦などの雑穀です。
白米に混ぜて炊くと、無理なく食べられます。
玄米も血液サラサラ効果にはすぐれていますが、消化が悪いため、毎日食べるのなら、柔らかく炊くか、お粥にするなどの工夫を。ほかに、気を補う山いも、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、しょうが、ねぎなどもおすすめです。

生活
休息・睡眠を充分にとる

忙しすぎる生活や睡眠不足は、「気」を消耗して、血液をさらにドロドロにする原因に。
しかも、寝不足だと元気が出ないこのタイプは、寝る時間を惜しんでがんばっても、思ったほどの成果は上がりません。
効率よく仕事や家事を片づけるためにも、睡眠時間はたっぷりとることが大切です。日中もあまり根を詰めず、休息時間をこまめにとるように気をくばって。

運動は、ゆるりと無理せずに行う
元気不足のこのタイプは、無理してハードな運動をすると、ますます体調が悪化して、肩こりなどの不調が出やすくなってしまいます。
また、筋力が弱いため、運動が苦手で長続きしません。
このタイプに向いているのは、ウォーキングやヨガなど、ゆっくりとした動き。
疲れない程度の運動から始めて、慣れてきたら徐々に時間を長くしていくとよいでしょう。

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