水虫退治と三国志

素足になる夏に気になるコト「水虫」

青森も気温と湿度が少しずつ上昇中。
水虫に悩む人には、憂うつな季節。
悩むくらいなら、今シーズンこそ治してみませんか。

中国では水虫のことを「脚湿気」といいます。
湿気からくる脚の病気という意味ですね。
特に高温多湿な南の地方に多いことから、「香港脚」という呼び名もあります。
知っているとは思いますが水虫は白癬菌というカビの一種です。
気温が高く湿気の多いこれからの時期は、菌の活動も活発で、感染・悪化しやすくなります。
特に通気性の悪い靴はカビの温床に。

個人差がある水虫

個人の体質も関係が深いのも水虫の特徴。
水分代謝が悪い人は、体内に湿邪がたまりやすく、感染する確率も高いと考えられています。
そのため、治療には外用薬と内服薬の併用するのがオススメ。

関羽と華陀

中国で有名な水虫外用薬には、華陀膏や土槿皮チンキがあります。
華陀は、中国三国時代の名医で、「三国志」の中にも関羽の外科治療をする医師として登場します。
なんと華陀膏は、華陀が作ったものではないんです。
しかし、あまりに効果がよいため、その名を冠せられたといわれています。

この薬にはサリチル酸、安息香酸などの西洋薬に、蝋梅の花や蕾から抽出した蝋梅油が配合されています。
蝋梅油には、強い抗菌・抗炎症作用や、皮膚の再生作用があります。
また同様に、土槿皮チンキも上記のような西洋薬に加えて、ムクゲの木や根の皮から抽出したエキスを配合。
いずれも西洋薬と漢方薬を巧みに配合しているんです。
内服薬として、瀉火利湿顆粒や薏苡仁湯のような、体内の余分な水湿を除く漢方薬がオススメ。

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