正しい使い方で、こんなに効く精力剤、体力回復や疲労回復とは違う

精力剤って効果が無い?

精力剤や強壮剤を飲んでも、ちっとも効かない、思ったようにならない。
時々、そんな声を効きます。

漢方での精力剤や強壮剤とは、体力のコトだけでなないということ。
滋養強壮剤は、漢方でいう気・血・水の不足を補う補剤に属し、主として栄養などの不足からくる、体力の低下に用いるものなんです。
だから、体に何らかの病理的産物(邪気)が存在する時は、単純に補剤を用いても効果がでにくいんですね。
それどころか、かえって害になることもあるので注意してください。
漢方が効かないと言われる理由の1つ。
そもそも使い方が間違っているのですから。
モノの豊かな時代に生きる現代人の体質と、栄養が不足しがちだった昔の人の体質は、明らかに違うんです。

新型栄養失調が精力を減らしている

今の日本では、栄養不足よりも、飲み過ぎ・食べ過ぎ・ストレスの蓄積などによって健康をそこなうことのほうが、ずっと多いはず。
この場合には、足りないものを補うよりも、余分なもの (邪気)を取り除き、停滞している気・血・水をスムーズに流すような治療法(瀉法)が必要になるんです。
邪気を取り除けば、正気せいき(抵抗力)は自然に回復してきます。
中国漢方は、バランスの医学。
普段の生活で崩したバランスを漢方で整えることで本来の精力アップできるんです。

「邪気」取り除き「気・血・水」をスムーズに

足りないものは補い、過剰なものは取り除いて、過不足のない状態にもっていくのが治療の原則が漢方。
気の滞りを解消し、ストレスを和らげる逍遥顆粒開気丸、瘀血(血の滞り)を改善する冠元顆粒、水湿の停滞を取りのぞく五苓散や星火温胆湯などは、いずれも瀉剤なんです。
多くの人は補うことを考えるだけでなく、瀉剤によって元気を回復することを考えて欲しいんです。
バランスですね。
できるだけ、専門店で相談をオススメするのもバランスの判断が凄く難しいからなんです。

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