免疫系の細胞と漢方の関係

漢方とT細胞

人の免疫機能をつかさどる細胞はリンパ球です。
リンパ球は骨髄の中にある幹細胞から生まれ、1つは胸腺に運ばれてガンと闘うキラーT細胞へと成長します。
食用アリの粉末などには、キラーT細胞を育てる胸腺を強める作用があると報告されています。
細胞の免疫機能を促進する中成薬には、主に人参、シベリア人参、黄耆、霊芝、猪苓、冬虫夏草などの生薬があります。
また、丹参、当帰、冬虫夏草、霊芝、黄耆、人参などの生薬は、体内に侵入した細菌などを排除する細胞やマクロファージなどの貪食(異物を細胞内に取り込む)能力を高めるといわれています。
ガン細胞を攻撃する細胞としては、NK(ナチュラル・キラー)細胞がよく知られています。
人参や霊芝などには、このNK細胞を活性化する働きもあるようです。

T細胞について

体内に侵入したウィルスなどに感染した細胞を見つけて排除する働きがあります。
T細胞は、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、制御性T細胞(レギュラトリーT細胞)の3種類があり、それぞれ司令塔、殺し屋、ストッパー・クローザーの役割があります。

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