多嚢胞性卵巣症候群、ダイエットが必要な妊活もあります

ダイエットと妊活

妊活でのダイエットはオススメしていないのですが例外もあります。漢方で体質が痰湿肥満の場合はダイエットをしながら妊活をすることがあります。痰湿肥満は不要なモノが体に溜まって、外に出せない体質のこと。そこで、生活習慣、食事、漢方を使いながら、いらないモノをカラダから出すことで、より健康に、そして妊娠しやすいカラダ作りをしていきます。

痰湿が長期間カラダの中に残ると囊胞(のうほう)やシコリ、肥厚(ひこう)など、部位が腫瘍でもないのに大きくなってしまうことがあるんです。西洋医学での多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)PCOSは、漢方では痰湿による月経異常と考えられています。もちろん、個々のカラダの質が違っていますので、他の要因の場合もありますので、専門家に判断してもらってくださいね。

特徴は基礎体温も変化が無く平らで高温期がほとんどない状態になっている場合です。多毛だったり、ニキビも多いこともあります。西洋医学ではホルモン療法をする場合があります。そのため体質などによって、体調変化が起こることも。
漢方では、痰湿を出すということを主にして考えます。
痰湿も、1人1人状況が違っています。そのため使われる漢方も1人1人違うんです。

痰湿が多い場合、ストレスが多く眠りが不安定な症状があります。そのため単一処方では難しいんです。さらに漢方では改善後も大切。
痰湿を取り除き、ストレスを軽減させると同時に、痰湿をためない、ストレスを溜めにくいカラダ作りをします。その時に使われるのが補腎薬。もちろん、痰湿対策をしながらです。

痰湿が多い方は肩こりや頭痛も多く見られるために活血薬(かっけつやく)や疎肝理気薬(そかんりきやく)を合わせることで、症状を緩和し、ストレスを発散させることもあります。溜まったものを出すことでダイエットさせながら、カラダをさらに健康に、妊娠しやすいカラダ作りをしてくのが漢方という考え方なんです。

最新情報をチェックしよう!
>くすりの厚生会

くすりの厚生会

〒030-0803 青森県青森市安方1丁目3−3
Tel 017-722-4421

CTR IMG