いまさら聞けない理想の基礎体温

知っているようで知らない

私も知っていたつもりでいただけで実は、妊活の勉強をするまで正常な基礎体温を知りませんでした。
知っていたつもり、というのは、2層になっていれば良し、レベル。
そもそも、ナゼ、寝起きに測定しなければいけないのか、さえ、知らなかったのですから。
生理周期に「意味」も、勉強して始めて女性のカラダの働きに驚いたんです。

生理周期は、子どもを授かるためのシステムが詰め込まれているんです。
手軽に「システム」の状態を自分知ることができるのが「基礎体温表」なんです。
システムは休むコトなく24時間、365日、稼動しています。
そのため、メンテナンスは必ず必要になります。
普段から、システムをチェックしておくことで、メンテナンスのタイミングを知るコトができるんです。

曖昧な知識。
不明な情報。
ではなく、正しい「常識」を把握してくださいね。

基礎体温表をチェックする3つのポイント

1:周期は安定している?

生理周期は個人差があります。
一般的に28〜35日くらいが正常といわれています。
周期がたまにずれても、7日以内なら問題は少ないと思います。
次の生理が21日以下でくるときは、卵胞の成長が充分でない可能性があり、40日以上ある場合は、排卵のトラブルの可能性も。

2:低温と高温の差は0.3〜0.5°Cある?

温度差が0.3°C以下の場合は、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が少ない黄体機能不全の可能性が考えれます。
反対に黄体ホルモン剤や排卵誘発剤を使った不妊治療を行っていて0.5°Cの差があるときは、ホルモンのバランスが悪く、着床しにくかもしれません。

3:高温期は12〜14日ある?

排卵後の高温期は12〜14日持続するのが理想的。
高温期の日数が12日以下の場合は、黄体機能不全の可能性も考えられます。
妊娠しているときは、高温期が16日以上続きます。

基礎体温の正しいつけ方

基礎体温は、微妙な体温の差を利用しているため、注意が必要です。
まずは専用の婦人体温計を使って、目覚めた直後、体を動かさずに測ること。
だいじなことですが、睡眠時間はできるだけ6時間以上とり、測定時間も一定にしてください。
測ることができなかった日は空欄にし、前後の線を結ばずにあけておくこと。
備考欄には、セックスした日、不正出血、おりものの状態、生理痛や服用した薬などを記入しておいてください。

大切なのは、全体的な傾向です。
1日だけみて、低い、高い、ではないんです。
体調によって一時的に変化することもあるからです。

あまり過敏になるひつようはありません。
3周期くらいは続けて測ってみてください。
できれば、2周期くらいのデータがあると、お伝えすることも多くなりますので。

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